夏日全開ーACからの回復日記

アダルトチルドレンの一人が回復していく日常を綴ります

家族が憎い

あいつらが憎い憎い憎い、、、、、

本当なら(って言っても実は何が本当なんだか、とも思うけど)わたしはこんな場所にこうしているはずじゃなかった。

わたしはもっともっと色々やれていて、もっともっと幸せで充実しているはずだった。

 

ってずっと思ってました。これ、大分減ってきたとはいえ今でも時々出てきます。

今の自分がオッケーだと思えないから、あいつらのせいでこんなだ、って思うんでしょうね。

 

表面上は幸せ家族、中に入ると典型的な機能不全家族で育って、家族のひとりから性的被害を受けた私。進学して実家を離れたらそれまで保ってきたものが壊れて、うつや自殺念慮で普通に機能できなくなりました。家族は私が弱いからだと言い、「うつに対処するには運動する」とかそういう本を送ってくれました。

 

なんか、圧倒的に不公平じゃないですか?傷つけられたその上に、そのダメージのお陰でその後の社会生活もボロボロ、どんどん追い込まれてますます苦しむ。なのに傷は誰かが治してくれるわけでも、賠償してくれるわけではなく、自分で決めて、自分の責任で立ち直らなくてはならない。傷つけたやつらはその責を負うどころか、相変わらずのうのうとしているように見える。

 

でも、自分の責任で立ち上がる、本当にそれ以外に道はないんですよね。

 

実際、あいつらに罰が下って、あいつらが苦しんだとしても、死んでしまったとしても、わたしは救われないままです。あいつらは、わたしの過去に存在していたけれど、わたしの今の生活には存在していないから。わたしがわたしの周囲の人たちと生きていく上での生きづらさはあいつらが死んだとしても変わらないから。あいつらがわたしが小さい時に教えるべきだった上手く生きていくためのスキルのなさは、「あいつらが悪い」って指差していても解決できなくて、それは今、日々の練習でしか身につけることできないわけですよね。

 

今の自分に関わってるのは自分しかいないわけだから。

 

大丈夫、きっとできるようになるよ〜

(って自分に言ってる)

書けなかった

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昨日、本当は書いてた記事、アップできませんでした。

 

家族の関係の中で、表向きは善意に満ちているそんな家族の中で、どうやってわたしが壊れたか。まだ勇気がなくて書ききれません。もう少し心の中が整ったら書けるかな。

 

家族に久しぶりに会うと心が波立ちますね。でも明日くらいには平静になってる感じします。

境界線の話

金曜日が七夕だったりして、イベントも沢山ある週末をみなさん過ごされているかなと思いますが、、

 

私は昨日、2年ぶりに両親に会いました。

長いこと家族との関係に悩まされ、良い子供でいようとして色々色々頑張ってやって、結局どれも自分のためになっていなかったと気づいて絶縁宣言し、その後連絡を絶っていましたが、私の準備が整ったということなのか、両親が私の住んでいる街に来る用事ができ、会うという流れになりました。

あれほど二人を、特に母を恨んでノートに死ね死ねと書き殴っていましたが。最近の読書などで少しまた気づきができていたおかげか、ほとんどの時間心を乱されることもなく、むしろ楽しく過ごすことができました。

 

読んでいた本はヘンリー・クラウドとジョン・タウンゼントの「境界線(バウンダリーズ)」です。私は近所の図書館で借りてきて読みました。これのおかげで、私に決定的に欠けていた生きるための技術がなんだったのかわかりました。

そうだよね、人と人との安全な境界線について教えられることが一切なかったばかりか、常に侵入を受けていたんだもんね、それは訳が分からなくなって壊れるはずです。

 

私はまだこれを読んだだけで実際に人と自分との境界線を守れる状態になるための練習をした訳ではないのです。理屈はわかったけど、できる訳じゃない。だから両親に会うのもある意味不安ではあったけれど、最低限自分が主張したいことはし、意外にもそれを聞き届けてもらえて、逆に驚いています。相手は絶対に変化することがないと勝手に思い込んできていたけれど現実は違っていました。

もしちゃんと自分を守れるなら警戒して二人を避ける必要もないのかもしれない。そしてそれが他の人に対してもできるなら、人を避ける必要もないのかもしれない。

そんな気づきがありました。

 

この本に関して付け足し。

この本はアダルトチルドレンに特化して書かれた本ではないですが、アダルトチルドレンが作られていく状況にとても理解を示してくれていると感じます。

私の中では [ AC = 境界線のない人 ]

その上で、いま生きていく上で起こってくる問題に私たちがどう対処していったらいいかを教えてくれる。いきなり誰かと境界線を引くのではなく、まず自分の周りに自分をサポートしてくれる人を集めて、例えば自分がその関係を絶っても他に行くところがあるようにしてから境界線を引く、とかね。

聖書をベースに書かれているのではあるけれど、内容はユニバーサルに当てはまるものです。そして境界線の問題を乗り越えるのは一人の力ではできません、とはっきり言っています。意志と勇気で乗り越えよう、とか言わないところがとても救われました。

境界線(バウンダリーズ)

境界線(バウンダリーズ)

 

 

 

一歩一歩

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ゆきみずひです。

生きづらさを感じてから早数十年、最近やっと楽しいと感じることが増えてきました。

ただただ辛かったあの日々が少し遠くなってきました。「回復なんてありえない」から「本当にするのかな?」「もしかして?」になってきている感じがあります。

私は今そんなところ。行きつ戻りつ、少しずつ楽になろうーそんな日々を綴ろうと思います。